永遠のブランコ
は…?
なんで…魁人がうちに…?
訳わかんないんですけど…?
あんまり話したこともないし…。
そこまで深い関わりはない…。
うちのことなんて嫌いなはずだょ…。
嫌い…。
魁人は私のことを嫌い。
そう考えただけで、なぜか胸が痛んだ。
なんで…?
何もかもが疑問につながってしまうよ…。
いつの間にか口をあけてポカーンとしていた私に、拓弥が『知りたい?』と言って目の前で微笑んでいた。
拓弥は、少し躊躇ったけどゆっくりと口を開き始めた。
私にしか聞こえない、小さな声で。