君とこの木の下で…
「質問大会!といきたいところなんだけど、うーん、始業式に時間がないから、また後で!あと2分で始まっちゃうからダッシュ!」
は?
確か体育館て2分じゃ着かない所に―…
え…?
すごい音に反応して後ろを振り返ると、さっきまで座っていたクラスメート達がすごい勢いで走って来ていた。
私はというと、呆気にとられて立ち止まっていた。
ふわっ
え?
何か変な感覚があったと思ったら、いつの間にか私は手を引かれて走り出していた。