君とこの木の下で…
シャー
「啓?」
わ!
「あ、ごめん。て、あれ?あんた…」
「あぁ、かぉ「白城 薫!!」え?」
声を被せて叫んだ私に青年の目と口はあんぐり空いていた。
あれ、でも朝はいなかったんじゃ…
「薫、知り合いなの?」
「うん、まあ。知り合いってか…知らない、けど、知ってる…かな。」
まあ、その通りっちゃーその通りだ。
「ふーん。ま、いいや。みはるん、薫はね、俺の親友!だから、薫の友達なら俺らも友達ね☆てか、俺、水野 啓詞!"啓ちゃん"でよろしく☆」
「え、あの…」
「薫、みはるんもおんなじクラスなんだぜっ」
「みはるん…?」
「あ!たし…、山咲…美晴。」
「ふーん、よろしく美晴。」
やばい、笑顔…やばい。
こんなん久しぶりかも。
どうしよう、ドキドキする。
「てか、昼!みはるん、ご飯ある?」
「あ、うん。お弁当ある。」
「んじゃ、一緒に食おーぜ!」
啓ちゃんのお誘いにより、3人でご飯を食べることになった。