君とこの木の下で…
それでもちゃんとクッキーを最後まで食べた啓ちゃん。
あなたはいったい何者なんですか?


「あ、そうだみはるん。この後教室もどる?」


「う、うん。そのつもり。」

感心しながら啓ちゃんの顔をボーッと見つめていたところに突然尋ねられ、少しどもってしまった。


「ならさ、薫のこの荷物教室持ってといてくれない?軽いと思うから、大丈夫だよね?席はクラスの子に聞けばわかると思うからさ。」


「うん、わかった。」


荷物は本当に軽かったし、全然問題ない…はずだった。



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