暴走★Boy
「黙れよ」
そう言って、腕を振り払った俺。
「ぁ、ちょっ!斗和!!」
「んだよ」
「質問!答えてよ」
「もし、そーだとしても。おまえらみたいなのに興味ねぇから安心しろ」
そう言って、歩きだす。
後ろでぎゃーぎゃー騒いでようと、振り向かない。
言いたいように、言わせとけばいい。
「斗和」
小走りで、ついて来た麗奈。
「サンキューな」
「ぇ?」
「助かった」
ポケットに手を突っ込みながら、そう言った。