暴走★Boy
「うん、ありがとう」
「………」
笑ってみせたけど、舞耶の心配する顔の表情は、変わらなかった。
ダメだなぁ、私。こんなに舞耶に心配かけて。
本当に舞耶には、心配かけてばっかりだ。
しっかりしなきゃ。
こうなってしまった以上、もう仕方ない。
たとえ、今の結果がどうあれ、もう戻ることはできないのだから。
同じ時間は二度と。
…戻らないのだから。
昨日には、戻れない。
一昨日にも、数週間前にも、数ヶ月前にも、戻ることは絶対にできないんだ。