暴走★Boy
例え、今の関係がどんなであろうと、好きだから。
それだけは、変わらないから。
まだまだ明るい、綺麗な青空を見上げる。
今にも溢れ出しそうな涙を堪えながら。
…だけど、やっぱり君は、私を泣かせる。
「…っ……ゅ、結嘉っ!!…」
振り向くと、そこには、息を切らした斗和。
「……っ…」
久々に、名前を呼ばれた。
とまらない、涙がとまらない。
「…ハァハァ……っ…ごめん…」
そう少し叫んだ斗和。
私は、とまらない涙を拭いながら、大きく首を横にふった。
そして、気が付くと、目の前には斗和の姿。