暴走★Boy
「舞耶、怖いから」
目の前で、黙々とご飯を食べてる舞耶に言う。
「男の喧嘩なんて、日常茶飯事でしょ」
「いや舞耶さん、あなた女でしょ」
っていうか、発言に対して、言ったんだけどな…。
「でもこの間のお前の顔面パンチ。もろ痛かった」
「俺だって痛かったし。超効いた」
「…え?2人共喧嘩したの?」
そう尋ねる私に、
「あれ、知らなかったの?」
と、呑気に聞いてくる舞耶。
「知らないよ!!」
初耳です、はい。
「え、なんで喧嘩したの?」
「まぁいろいろ、な?」
「いろいろな」
…………。
「舞耶、なんで?」