暴走★Boy
楓もいるわけだし。
余計な心配はいらないよね…?
放課後、私は日直の仕事をしていた。
黒板を綺麗にしていた時。
「…………」
忘れ物を取りに来た様子の山田くん。
…どうしよう。
話し掛けても大丈夫かな?
…無視…されないよね?!
されたらショック。
うじうじ考えてる間に、山田くんは既に教室から出ようとしていた。
な、なんか言わなきゃ!!!
一本踏み出した時。
――――ガタンっ、
「いっ…」
教卓に思いっきり、足をぶつけた。
そして、振り返る山田くん。