紅ノ刹那

予響



王となるための試練の事は
公にはされていないため、その日のうちに緋焔と砂夜はひっそりと城を出た。


見送りは、醒燕と司祭のみ。


それも、¨沈黙の行¨ということで、一言も喋らずに行われた。




その後二人きりになっても、
沈黙は続いた。




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