『好きなんて言えるワケないでしょ?』
休み時間のチャイムが鳴って、私はあいつらに何かと言われる前に教室をでた。
――……また叩かれたりしたら嫌だし。

今、私の手の中にはあの自分日記がある。

何故かと言うと、授業中に書ききれなかった悪口があるからだ。

教室でそれを書いていたらあいつらに取り上げられて読まれる可能性があるので他の安全な場所で書こうと思う。

うん、そうする。

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