Love songを君に
『でも…あなたの代わりはいないの!和哉の曲を亮介さんが歌うとBlack Roseの曲じゃなくなるでしょ?もっと確りしてよ…あなたがその気になればプロにだってなれるのよ…』
なんとなく美咲の言うことに納得してしまったオレ
『……うっ…うん』
『お願い!たくさんの人にあなたの歌声を聴かせてあげて!私はあなたの歌声が…和哉の歌が好きだから』
【好き】の言葉にオレは動揺した
『わっ…わかった!ありがとう』
『頑張ってね和哉!』
また…美咲に励まされてしまった
『おう…ところで…何か用事があったんじゃないの?』
『……うっ…うん!また今度にするよ…じゃあ』
美咲はそう言うとあわてて電話を切った