Love songを君に





すると拓郎が小声で…
『引き受けてどうするんだ!』





『しょうがないだろう』
引き受けてしまったからにはやらなきゃ





『和哉…お前はどこまでお人好しなんだよー』
あきれてしまった拓郎





とにかくまた大変なことになってしまって気が抜けない状態





亮介さん達のバンドが来るのに下手なことはしてられない





『拓郎!気合い入れてやるぞ…亮介さん達にオレ達の姿を確り見せなきゃ』





『あぁ…そうだな!』
拓郎は亮介さんの武道館ライブを見てからやる気が今までと全然違うから期待できそうだ





あと1週間…
ドラムなしでの激しい曲には迫力が欠けてしまうためバラード曲だけを歌うことにした
オレの声が確りとみんなに響くようにギターはアコスティックでベースは音量を低くし拓郎もコーラスで歌う
以外とそのシンプルさが2人にはハマっていた
『よし!和哉なかなかいいよな』
拓郎は満足しているようだ





『あぁ!』
今までの雑な音を出していたころからしたらいい感じになっているような気がした





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