Love songを君に





『なぁ和哉…あいつ一発ぶん殴っていいか?』





『やめとけよ拓郎…あいつが何処にいようが関係ねぇ!それに永吉はオレ達の仲間だから手は出すなよ!』




『でもよー』
納得いかない拓郎





『今までだって…永吉を守ってきただろう?何があろうともこれからもそうしていく!わかったな拓郎』





『わかったよ…ちくしょ』
本当は悔しかった!拓郎の気持ちもわからないわけでもなかったしでも…何か違うような気がした
永吉がそんなことをするなんて…





そして龍二達のリハーサルが終わるとステージからおりてわざわざオレ達の目の前を通る
『和哉さん…すいませんね!永吉さんがオレ達のバンドに入りたいと言われて…』





『おう…大事にしてくれよオレの大事な仲間だからな!』





『かっ…和哉…』
永吉はオレを見て何か言いたそうにしているが…





『いきますよ永吉さん』





『あぁ…』
龍二に言われるまま永吉はオレ達から去っていった





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