Love songを君に
メインバンド
ライブが終わりステージから下りる亮介さんはオレに気づき手招きをしている
『ん…オレを呼んでいる?』
すぐにオレはステージ裏に行き亮介さんに会う
『亮介さん…お疲れ様です!最高のステージでした』
『おう……ありがとう!』
オレの言葉に微笑んだと思ったら
『りょ…亮介さん……?』
亮介さんは真剣な顔になった
『和哉…さっきのステージで話したようにオレ達はプロデビューすることになった』
『あっ…亮介さんプロデビューおめでとうございます!オレ知らなかっ…』
オレは亮介さんにお祝いの言葉を言うのを忘れてしまっていて……とっさに言うが…
『あっ…あぁ……ありがとう!』
その言葉をサラッと流されて話の続きをする
『それでな……オレ達が抜けた後のここのライブハウスのメインステージをお前達に任せたくて…』
『えっ?オッ…オレ達が?』
亮介さんの言葉にオレは放心状態
『和哉!お前達のバンドならできるから任せたぞ!!……じゃあな』
亮介さんはそれだけを伝えてオレの前から姿を消した
『あっ……亮介さーん』
呼んだ時にはもう…亮介さんはいなくなっていた