Love songを君に
その夜……
今度は永吉からの電話だ
『もしもし…?どうした永吉?』
めったに自分からは電話をしてこない永吉
『今忙しいか……?』
元気がなさそうな感じが電話の声から伝わる
『暇だけど…』
『飲みに行かないか?』
飲みに誘われるのも珍しいことだ
『あぁ…いいけど』
『じゃあ…いつも行く居酒屋で待ってるから!』
『おう…わかった!!』
なんとなく永吉の様子がおかしいと思いながらも、すぐに仕度をして居酒屋に向かった