Love songを君に





その時…オレの頬をかすめる雨?こんなに天気が良いのに……





『はっ?』
これは…永吉の涙だ!
イジメられても感情を殺して絶対に涙を流さなかった永吉が泣いている……





どうして別れたんだ……あんなに仲良く幸せそうにしていたのに!理由を聞きたいけれど今はそっとしておいた方がいいと思うオレ





そんな心配など関係なく
永吉はフルスロットルを緩めようとしないままハイスピードで駆け抜けていく





感じたことのないスピード感……





エンジン音がうなる……





その時だ!
『バーン……』
バイクから大きな音が夜空に響く





突然バイクのエンジン音が止まりスローダウン
『あっ…』
永吉かその音に反応する





『何だよ今の音……』
永吉に聞くと





『エンジンが壊れたみたいだ…』





『マジかよ……どうするんだよ永吉?』





『とにかく小屋まで押していかなきゃな!』
2人で大きなバイクを押しながら話をしていく





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