Love songを君に





わけのわからないことを言うやつに拓郎は睨んで
『あっ?…オメエらこそ何なんだよ!』
と聞くと……





『ここは龍二さんの通行許可書がなければ通られない道なんだよ』
前から後ろから…ぞろぞろと集まる人達…20人ぐらいはいる。バットや鉄パイプを持ってる奴らも





『知らねぇよそんなの…!』





そして……その大人数の背後から現れたのが龍二だ
『じゃあ…持っている金全部おいて消えな!』
と龍二に言われるが…





『バカかお前は…お前に渡す金なんかあるわけないだろう!』
……この時が龍二と初めて会った時だった





『じゃー無理矢理取るまでだやれーみんな』
オレ達3人は囲まれた




『暴れてやる…』
しかし…拓郎はやる気満々




『大丈夫か?拓郎?』
オレが心配をするが…





『こんな道具や集団でケンカするような弱い奴らに負けるわけがない!』
心強い一言だ





『じゃあ…やるかぁ〜』
オレも拓郎も戦闘体勢に入り永吉はオレの背中にしがみついた





『ほら!来いよ…!』
手招きをする拓郎





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