高峰君の秘密



「深川は?」

「私、6月だから終わった」

「そっか」

「あっ、これなんかどう?
陽菜っぽいと思うんだけど…」


ピンク色の飾りのついたブレスレットを持って、笑みで聞いてくる深川。


俺、深川に笑いかけられるの初めてじゃないか?

ドキッ

ちょっとやばいかも…



「あ、うん…良いと思う」

「良かった!
じゃあ、買って来るね」

「おー…」



おかしい、俺…

完全にドキドキしちゃってる…


落ち着け、相手は深川だ。

暴力的な深川だ。


でも…

あー!!!

気が狂う…



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