高峰君の秘密



「え?美里?」

「あれ?
お兄さん知り合い?」

「知り合いって言うか…」

「彼女の美里です♪」



えええぇぇ!?

美男美女って、こういう人達を言うんじゃないですか!?



「陽菜、知り合い?」

「あの…この前の浴衣選んでくれたんだ」

「あっ、もしかして…
彼氏さん?」

「はいっ」



私…知り合い多くない?


思わず笑ってしまうと、美里さんに言われた。



「素敵な彼氏さんね?
どうだった…色気のある浴衣は?」

「なっ、美里さん!!」



一瞬にして体温が上昇するのが分かった。



「へぇ、陽菜は俺のためにあの浴衣選んでくれたんだ?」

「ちっ、違う…もん!!」

「素直になれよ」



意地悪に笑う成弥を見て、さらに体温は上昇したんじゃないって思うほど熱くなる。


きゃ~

恥ずかしすぎる~っ!!



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