月の恋人






「…………りょう…。」


ちょっと生意気な感じのする茶色の瞳

あどけなさの残る頬

ふわふわのくせっ毛


あたしの、大好きな顔が



………真横に、あった。




「……… っ え!?」


よく見たら
ベッドに涼と二人で寝てる状態で。


ありえない状況に、
一気に、目が覚めた。



え? え? なんで?



えっと……


どうして、二人でベッドに…?



朝、熱出して……

涼がお粥と薬を持ってきてくれて……









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