月の恋人
The record shows I took the blows and did it my way
Yes, it was my way...
そして
最後の音を空間に滑らせたとき―――…
あたし達は、
どちらからともなく
唇を―…合わせていた。
それは、あの懐かしい子どもの頃のように。
そうするのが、とても、自然なことのように思えたんだ。
閉じられた翔くんの目から
涙が溢れて
繋いだ手と手の結び目に、ハタリと落ちた。