月の恋人
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1組目のバンドは、
轟音を轟かせるロックバンドだった。
力でねじ伏せる、という印象の。
荒削りだけど、
とにかく有無を言わせぬパワーがあって。
オーディエンス(観客)を圧倒していた。
2組目は、
打って変わってヒップホップユニット。
登場シーンから、スケボーで。
派手なパフォーマンスが目を引いた。
見た目のカッコよさからか、
固定ファンもたくさん付いているようだった。
3組目は、女の子のソロで。
ギター1本で勝負する姿と、
その素直な歌声は
聴く人の心に届いて感動を呼び起こした。
ブロックの決勝ともなると、どのバンドも何度かの予選を勝ち抜いてきただけあって、演奏レベルはかなり高かった。
会場のボルテージは、
どんどん高くなっていく。