Sky〜空のような君へ〜
それだけ言うと先生は教室から出ていった。
「わたし葵くん好きだったのに…」
あたしの前の席の……。
だれだっけ?
名前わかんないや。
「あたしも気になってた。」
やっぱりみんな大好きだったんだ。
辛いのは葵の方なのにね。
あたし辛いって思った。
生きてる事が罪なんじゃないかなって。
あたしは気が付いたら屋上に居た。
「葵…元気?」
今日は曇りだ。
きっと元気じゃないんだね。
「あたしは普通だよ…葵が居ないからつまんないな」
いつも話かけてくれたから。
「葵はね?人気者なんだよ?」