Sky〜空のような君へ〜

教室も居心地が悪かった。
「葵くんと一緒に居たんでしょ?」

え……?

誰が言ったからわかんない
でも…

何でそれを?

「えーまぢ?何で助けなかったんだよ?」

あたしだって助けたかった。

あの日に戻れたらって

何回そう思ったか

あたしは逃げるように教室を出た。

「ッ……」

涙が出てきた。

自分の無力さに。

行く当てもなくて保健室に行った

「調子悪いんで寝てていいですか?」

「いいわよ、わたし職員室に居るからね」

それだけ言って保健室から出て行った。

「寝よ…」

あたしはベッドに入った。
< 18 / 26 >

この作品をシェア

pagetop