Sky〜空のような君へ〜

「春ちゃん…今日はもう遅いから帰ろうか?」

時計をみるともう12時をとっくに過ぎていた。

「…ッ……はい……」

あたしとお母さんは部屋を出た。

言わないきゃ…。

お母さんに…。

「お母さんすいません。あたしが……あたしが悪いんです…あの時葵をちゃんと止めてれば…怒られても止めてれば…葵は死ななかった…その現場に居たのに…止める事もできなかった。すいません…本当にすいません…。」

あたしが止めてれば葵は死ななかった。

そんな奴なんだって思われてもいいから止めればよかった。

あたしがちゃんと止めてれば。

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