teenager
 
何分かしたのだろうか。

身体が揺れている‥いや、ベッドが揺れているのに気づいた。


パチっと目を開けると、目の前に馬乗りする千尋君がいた。

「ど‥どした、の?」

びっくりして、うまく喋れない。

「‥愛が可愛いから。」

そう言ってあたしの服を脱がせていく。

「ちょ、ちょっと待って‥!」

頭の中がぐるぐるしている。

あたしはこーゆうことをするのは初めてだし、なにより恥ずかしい‥。


「‥俺のこと嫌い‥‥?」

「そ、そんなんじゃないけど‥。あたしたちまだ早くない?」

「歳なんか関係ないよ」

「‥‥」

少しの間、沈黙が続く。

何か言おうと思ってみても、なにも出てこない。

言葉がのどに詰まる。


どうすれば‥‥

 
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