隣の大学生さん
純也さんが変な事言うから、顔が熱い……!


しかも、あんな吸い込まれそうな目で
見られたら何だか……


「……」
「んー? しぃちゃん、今俺の事考えてるな?」


気付くと後ろに金髪。
いつの間に!?


「なっ」
残念ながら図星。


「んー、しぃちゃんは俺に惚れちゃったかにゃあ~?」


ニヘラ、と笑う。
わ、かっこいい……


「うーん。そういう顔も可愛いね、ハニー♪」


頭なぜるな!


「誰がいつ貴方のハニーになったんですか!」


すかさずアッパー炸裂!
危ない。
つい純也さんのペースに
巻き込まれるところだった。


そんなこんなしてたら
お味噌汁が出来た


「ほら、お味噌汁が出来ましたよ。冷めないうちにどうぞ?」

「うん、ありがとう」


またニヘラ、と笑う。
何故だかこれが
物凄くかっこいい……


だらしない笑顔なんだけど
フェロモン?
そんなのが出てる感じ


「どうした? 詩織」

「えぇ!?」


うわ、真剣に見つめて
名前呼ばれるとなんか
ときめく


私……
信じられないけど
この変人な隣人が
好きみたいだ
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