不器用男子
「おめでとうございます。」

 千隼はまず、祝福の言葉から出た。

「まぁ!! ありがとう♪」

「…冗談じゃないの? 待って!! 私、新しいパパできたの?」

「そうよ? 大丈夫!! 優しい人よー?」


 関係ない…。


「うっそ…。」

「でね? …えっと、君の名前は…?」

 私の言葉を無視して千隼に質問。


「木下千隼です。」

「千隼君!! それでね? その人すっごいお金持だったみたいなの!! お家もらっちゃった♪」


 千隼に話し出した。

 お金持ちのパパなの…?


 まぁ、結婚しちゃったんだから…私はなんでもいいんだけど…。


 連絡はさすがにほしい。


「あっ!! 私、もしかして名字とかかわっちゃう感じ?」

「そうよ? 嫌かしら?」


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