不器用男子
「えっ、ひなみちゃん料理できるの!?」

「まじで!? 俺、ひなみちゃんの手料理食べたい!!」


「ホント!? 作るよ!!」


 男子のみんなが楽しみにしてくれてる。



 私は、なんとかあった材料でみんなの分のご飯を作った。

「おぉ!! 今日はにぎやかだねっ!!」

 おじさんも大歓迎してくれた。


 作ってる間、女子は凌君や永沢君に張り付き、男子はみんなでお風呂に行って出た後は爽さんとおしゃべり。


「爽さん、かっけぇーっ!!」

「男の鏡ーっ!!」

 そんな声がたまに聞こえてくる。


 千隼と大輔君は料理を手伝ってくれた。

「さすがに先輩ひとりであれだけの量を作れなんて言いませんよ。 誰かさんが怖いんでね。」

「…誰…?」


「…いや、今、すっげぇ危険な視線感じるから言えない。」

「…そう…?」


 
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