不器用男子
 小声で話す私たちは端から見たら変な人だろう。



「じゃぁさ…大輔君狙うの…?」

「…わかんねぇんだよーーーーっ!!」



 コンコンコンコン



 誰かが私の部屋をノックした。


「あっ、はーい!!」

「俺、どうしよっ!!??」

「そのままでいいんじゃない…?」



「…おす…」


 …っ…


 タイミング悪すぎっ!!


 千隼と大輔君…。


「…なんで永沢いるわけ…?」

 千隼が疑いの目…。

「永沢君の相談に乗ってたの!!」


 嘘じゃないよ!?


「…なんの?」

「…えっとぉ…好きな子の話…。」


「あっそ」


 気付かれたかも…?


< 150 / 244 >

この作品をシェア

pagetop