不器用男子
「あー、俺人の心とか読めねぇから…。」


 …読んでるよ…?

 完っ全に!!


「…おやすみーっ♪」


 千隼がキスしてくれたおかげで、気分爽快でぐっすり寝れた。



 大輔君と鈴佳ちゃんがうまくいってくれることを願って…。






「あっ、鈴佳ちゃん!!」

「おはよーございます!! ひなみ先輩っ!!」


 次の日、学校であった鈴佳ちゃんは昨日より可愛くなってる気がした。


「いいことあったのかなぁ?」


 知らないふりをして聞いてみた。


「はいっ!! 大輔がスキって言ってくれて…♪ ずっと前から好きだったんですけど…ちょっと色々ありまして…」


 鈴佳ちゃんの話を聞いていると、鈴佳ちゃんの友達かな? 一年生の子が鈴佳ちゃんに話しかけた。



「ちょっ、鈴佳!? 木下先輩と知り合いのなの!?」

「あっ、うん。」

「…なんで、みんな私のこと知ってるの?」

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