不器用男子
「ただいまー!」

 いつものメンバーで帰ってきてたら、そく部屋にダッシュして制服を着替えて野崎さんの部屋に走った。



「勉強教えても―らおっ♪」

 私がここにきてからもう2週間はたってて野崎さんとも結構仲のいいほう。



 コンコンッ


 野崎さんの部屋をノックすると、音はしてるのになかなか出てこない。



「?」

 気になってドアノブに手をかけた。

 
 ドアノブをひねって、中をのぞくと野崎さんと女の人が濃厚なキスをしてる。

「ひゃあっ! ごめんなさいっ!!」


 中を見た瞬間ドアを閉めてその場にしゃがみこんだ。



「びっくりした―。」


 しばらくその場にしゃがみこんでいると凌君が走ってきた。


 最近、山崎君のことを凌君って呼んでる。



「ひなみちゃん? …中見ちゃった?」

 頷く。


「そっか。 びっくりしたよね? 爽はあぁ見えて女遊び好きだからね…。」

「ふぇっ!?」


 そんなことしそうにないのに…、人の外見判断は危険…。


 学習した。


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