不器用男子
どれくらい時間がたったのかな?


 しばらくして目が覚めた私はすぐさま起き上がると周りを見渡した。


 まわりには、先ほどまではいかないがまだ例のギャルグループの人たちがいた。


 5人ぐらい減っている様子…。


 その時初めて知った。



 私が起きたのは、水をかけられたから…?


 ぽたぽたと水が滴れ落ちて水色のブラウスは体に張り付いている…。

「つめた…。」

「ねぇ?決心はついた?」

「何のですか…?」

「そんなの2人から離れることにきまってるじゃないの!! こっちは迷惑よ!!」


 え…ヤダよ…。


 私2人とも好きだもん…。



 返事に戸惑った。



 その時…




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