不器用男子

「ここで休んでいていいわよ。」


　先生はそういうと、私にコーヒーを渡してくれた。


「ありがとうございます。」


　さっきこけたときのけがも消毒してもらって絆創膏を貼ってくれた。


「授業に出るの…?」

「はい。」

　しばらくして昼休みが終わった。


　もうすぐ授業の始まるベルが鳴る。


　保健室から出ると大塚君がたっていた。


「けがした…?」

「こけたの!!　ドジだからね…。」

「大丈夫?」

「平気だよ!?」


　なんとなく大塚君と話していると気が楽。

　大塚君に甘えてるだけなんだけど…。



「授業始まっちゃうね?」

「あぁ。　でも次は文化祭についてだしそんなに急がなくても大丈夫だよ。」

「そっか…。」