甘い夜の、願い事。
ひー!
ついに出た言葉は、これだった。
「違う!や、違わないけど、そうじゃなくて…」
これじゃ、まるで告白だよ!私、バカじゃないの!?
「ぷっ。あはははっ。
毎日会ってるのに?」
そう言って、意地悪く笑うの。
あぁ、好きだぁ。と心の中で呟いた。
お兄ちゃんの手が、私の頬に触れる。
どんどんどんどん、真っ赤に染まってく顔。
お兄ちゃんの手には魔法があるの?ドキドキが止まらないよ。