お兄ちゃんは危険な××!
「ん……」
目を開けると、お兄ちゃんがじっと私を見ていた。
カーテンの隙間から入ってくる光が眩しい。
それにお兄ちゃんが起きてるってことは、もう朝……?
でも、今日は土曜日だからまだ寝てていいよね……
そう思いながらごろんと寝返りをうった拍子に、お兄ちゃんの足に私の足が当たった。
………。
ん?
当たった?
そんなまさか。
私は今猫になってるんだから、短い足がお兄ちゃんの足に届くわけ――