お兄ちゃんは危険な××!

「お兄ちゃんっ!話があるんだけど!」


きっちり制服に着替えてから部屋を飛び出すと、私以外の家族はすでに揃ってトーストをかじっていた。


「優絵は朝から元気だなー、羨ましいよ」


お兄ちゃんは寝不足っぽい顔でうらめしそうに横に立っている私を見上げた。


夜遅くまで変なことやってるんだから自業自得だよ。


「誰のせいだと思ってるのっ」


「それを言うなら俺のおかげ、だね」


「違うよ!」


まったくお兄ちゃんは調子がいいんだから……


私はブツブツと言いながらお兄ちゃんの隣の席に着き、朝食に目をやる。



あっ!


わーい、今日は目玉焼き双子ちゃんだー♪

いいことありそーっ♪



ってあれ?

何かお兄ちゃんに言いたいことがあった気がする……



そうだ!


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