お兄ちゃんは危険な××!

ぎゃー!

日菜子……!


「わわわかったから!そんなものしまって!」


「お前ちょろすぎ」


玲人はふんと鼻で笑ってカッターをしまった。


そして日菜子の鞄を持ち、にっこりと笑う。

体は日菜子のまんまだから、笑顔が可愛すぎる。


「よし、行くか」


「…うん」


鼻歌混じりに歩き始めた玲人のあとについて廊下に出た。



あああ、


どうしたらいいの…!



ため息をついて顔をあげると。


「あっ」


「やっと見つけたぞセンリ!ま~~たサボりやがって!お前キャプテンだろ!」


「離してくんない?俺今忙しいんだよね」



お兄ちゃん、と木戸先輩……



何してんの??



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