お兄ちゃんは危険な××!

「イチャイチャしてないっ!」


「え?違うの?」


きょとん、とする日菜子。



違うでしょ!

お兄ちゃんがこれ幸いとばかりにギプスつけてただけじゃんー!


「でも、それ先輩のユニだよねぇ?貸してくれたんだね~」


「え?ユニ?」


にこにこと日菜子が指差すのは私の胸元。


そこに目をやって、目が点になる。


「!!!」


そこには私が着ていたはずの体操服の代わりに


お兄ちゃんのユニフォーム…!?


「なっなんでっ?」


そこで私ははっとした。


そういえばお兄ちゃん……


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