お兄ちゃんは危険な××!



なんて浮かれていたわたしがばかでした。


ええ、何回でも言ってあげますよ。



ばかでした!





ばかなわたしは休憩時間になると一目散にお兄ちゃんのところへ飛んでいった。



お兄ちゃんは目配せして廊下に出ると、人気のない場所までわたしを連れて行った。


な、なんだろ…



ドキドキしていると、お兄ちゃんはにこやかにポケットから何かを取り出した。


「はい」


「え?」



お兄ちゃんが取り出したのは、白い粒がたくさん入った小さなコルク瓶。


何?

これ…



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