お兄ちゃんは危険な××!
嫌な予感がした。
もしかして…
「また、いつもの発明品…?」
「その通り!」
お兄ちゃんは、ぱっと顔を輝かせて、わたしの手の中にある小瓶を指さした。
「その中に入っているのはやる気と集中力を高めてくれる薬。一粒飲めば一日中ぶっ通しで勉強ができる、はず」
「はず!?」
「まだ一回しか試したことがないんだ」
「そんなものをわたしに飲ませるつもりなの!?」
薬品系はだめだって!
恐ろしすぎるよ!
ていうかわたしを実験台にするつもりなの!?
ひどい!