お兄ちゃんは危険な××!


嫌な予感がした。


もしかして…


「また、いつもの発明品…?」


「その通り!」


お兄ちゃんは、ぱっと顔を輝かせて、わたしの手の中にある小瓶を指さした。


「その中に入っているのはやる気と集中力を高めてくれる薬。一粒飲めば一日中ぶっ通しで勉強ができる、はず」


「はず!?」


「まだ一回しか試したことがないんだ」


「そんなものをわたしに飲ませるつもりなの!?」


薬品系はだめだって!


恐ろしすぎるよ!



ていうかわたしを実験台にするつもりなの!?

ひどい!



< 202 / 266 >

この作品をシェア

pagetop