お兄ちゃんは危険な××!
び…
びや、く?
固まるわたしを見て、お兄ちゃんはくすっと笑った。
その表情に、じわりと頬に熱が集まってくるのを感じた。
なんか……、いつもと雰囲気が違う。
部屋の中を仄かに浮かびあがせるライトの、暖かい光のせい?
それとも、熱のせいでわたしの感覚がおかしくなっちゃったのかな……
「口開けて……」
お兄ちゃんの指が優しく唇をなぞってきて、体に変な感覚が走った。
そのまま指を滑らせて鎖骨をつ、と撫でられ、戸惑いながら視線をあわせた。
「お、お兄ちゃ……、ん…」