お兄ちゃんは危険な××!

どっからそんな自信が沸いてでてくるの?

まあ、わたしはそんなお兄ちゃんがす、好きなわけだけど……

なぜか。


「でも…、ここバスの中だし、みんないるし。バレちゃうよ?」


「ちょっとくらい平気だって。周りのやつ寝てるし」


お兄ちゃんの言うとおり、わたしたちの声が届く範囲の子たちはお疲れなのかみんな寝入っているみたいだ。


「ねえ優絵?」


「何?」


「昨日の続き、しようか」


は?

え? 昨日の続き……?


「覚えてないわけ、ないよね?」


戸惑うわたしの頬に、お兄ちゃんの指先が触れた。


ききき昨日って、昨日って!

もしかして…、あれのこと……!?


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