お兄ちゃんは危険な××!
お兄ちゃんはわたしの様子をじっと見て、首をかくんと傾げた。
「なんか普通に接してくるから、おかしいなと思ってたんだけど……、もしかして効いてない?」
「は?な、なにが??」
「媚薬」
お兄ちゃんの言葉に硬直した。
び…びやくって、
だって昨日、
ただの風邪薬って…!
「失敗作か。ちっ」
「なんで舌打ちしてるわけ!?」
もしかして、ただ単純に実験台にされた?!
「でも、まあ…、これから効いてくるかもしれないし。じわじわと」
「っ、きゃ!」