お兄ちゃんは危険な××!
……あれはもうちょっと優しく扱って欲しかった。
あーあ、ほんとに散々な1日だったな。
なんてぼんやり思いながら猫らしく眠ろうとしていると、ふわっと石けんの香りがした。
「!」
何だろうと思っているうちに体をひょいっと持ち上げられた。
お兄ちゃんだ……
石けんの香りがするってことはお風呂あがりなんだろうな、と眠い頭で考えていると、お兄ちゃんはそのまま私をリビングから連れ出した。