花を愛すように君を愛そう。
私の家は昔から着物を売るお店を営んでいて、今や誰もが知る呉服店、「雛菊屋」に成長してしまいました。
「さくら。 お前学校は良いのか?
もう8時だぞ」
あっ!
いけない!
「あやめさんと話していたらこんな時間になってしまいました!」
「俺のせいか?」
困ったように笑うあやめさん。
そんなあやめさんのことが私は愛しくてなりません。
皆さんお分かりの通り私はあやめさんにこっ・・・、恋をしているのだとおもいます。
だからこうやってお話できることが私の心の癒しにもなっています。
でも私とあやめさんが結ばれることはないでしょう。
なぜなら、
私たちは年が離れすぎているからです。