花を愛すように君を愛そう。
−此処で運命は交差する−


--------菊池家の屋敷


「桜、良く聞きなさい」


日ごろから父は良く低く響く声をこの屋敷に響かせていました。


けれど、この声は・・・。



・・・・取引をするときの、相手を萎縮させるような声。



「お前が卒業後に嫁ぐのは・・・・。」







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