紅鬼神†妖怪との禁断な恋†



いや、


“その為に産まれた”


“その為に爽と出逢った”


きっと……そう…
爽に逢うために。

爽に……



「刹奈?」


「ん……少し眠いかも」


「じゃあ、寝ろ」


「うん…お休み………」



爽は私の頭をずっと
優しく…優しく撫でた。

だから私も安心して深い眠りについた。




「……刹奈…俺は………」


爽が言ったことなんて
分からなかった。





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