紅鬼神†妖怪との禁断な恋†



「………はい」
「それでいい、」


唇が重なる
優しく、激しく、

唇は冷たく
この人の瞳のように


だけど、どこか
温かかった



「…刹奈の唇は甘い」
「刹那女だから…?」


刹那女……
鬼を苦しめた

残酷な………鬼


私…生きて良いのかな


生きても…
辛いだけ―――……


お父様はいない
何故……?





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